スタイル・ローテーション戦略(割安株と成長株)

スタイル・ローテーション戦略

スタイル・ローテーション戦略とは

相場の局面に応じ、相対的に高いパフォーマンスが期待できる投資スタイルを、一定の手法で分析して選択する戦略です。
(引用元:三井住友アセットマネジメント)

投資スタイルの代表例

株式投資における投資スタイルの代表例が、「割安(バリュー)株」と「成長(グロース)株」です。
他にも時価総額の大小によって分類される「大型株」と「小型株」も投資スタイルの代表例です。

バリュー株とグロース株

代表的なETFは「VUG(グロース株)」と「VTV(バリュー株)」です。

※VUGの他に「SPYG」、VTVの他に「SPYV」でも可。

大型株と小型株

代表的なETFは「SPY(大型株)」と「IWM(小型株)」です。

※SPYの他に「VOO」や「IVV」、「SPLG」でも可。

デカップリングとスタイル分散

デカップリング

2020年の相場ですが、量的緩和による金利低下を背景に株価は上昇。グロース株の株価は大きく上昇しました。一方、バリュー株はコロナショック前の高値を超えられず、大幅に出遅れていました。

2021年の前半に入ると、今度は金利上昇や景気回復の期待を背景にバリュー株が大きく上昇。一方で、グロース株は大きく売られる局面もありました。グロース株からバリュー株への資金シフトが進んだと思われていました。

ところが、2021年後半に入ると金利上昇局面にも関わらず、グロース株は10月を底に大きく上昇。バリュー株へシフトしていた人は肩透かしを食らった感じとなります。

いわゆるデカップリングが起きます。
(デカップリングとは、連動性の強い二つのものを切り離すこと、または連動しなくすることを指します。)

スタイル分散

ローテーション戦略(スタイル・ローテーション)で波乗りのように次々と乗り換えて行く手法もありますが、常に正しい方を選択し続けることは至難の業。2021年を通しで見れば、グロース株もバリュー株も同じように上昇しています。それなら乗り換えをせずに、いっそのこと「グロース株とバリュー株の両方を持ってしまえ」です。

まとめ

今回は、相場の局面に応じて投資スタイルを選択するセクター・ローテションについて紹介しました。2020年の相場のように1つのスタイルだけが有効な局面もあれば、2021年の相場のように前半と後半とで違うスタイルに乗り換える方が有効という局面もありました。

「1つのスタイルにこだわる。」「2つのスタイルから都度、1つのスタイルを選択する。」など色々な手法がありますが、リスク分散を考えるならば「2つ(もしくは複数)のスタイルを取り入れる」のも有効だと思います。

結論は「インデックス1本で十分」となるのですが「受け身のスタイルに飽きて来た」という方や「違う手法を試してみたい」という方は、一度やってみるのもアリだと思います。

 

投資は自己責任で