はじめに
今回の検証対象のファンドがこれです。バランス・ファンドになります。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
なぜ今頃になってバランスファンドかと言うと、資産配分の調整は運用会社側で逐一行ってくれるからです。相場下落時に崩れてしまった資産配分を勝手にリバランスしてくれるなら便利かなと思った次第です。
口座全体でリバランスを考えるか、ポートフォリオ全体でリバランスを考えるかの違いですので、もちろんどちらでもOKです。
ファンドの仕組み(アセットアロケーション)
楽天VT | バンガード・トータル・ワールドストックETF(100%) |
楽天インデックス・バランスファンド(株式重視型) | バンガード・トータル・ワールドストックETF(70%) |
バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド(30%) |
海外の公的年金の運用状況はどのようになっているか
バランスファンドに最適な株式の割合が知りたいと思い、各国の公的年金のポートフォリオを調べてみました。ちなみに一番下のGPIFは世界最大規模(日本)の公的年金です。
GPF-G(ノルウェー政府年金基金)
株式の割合が70%と、今回のバランスファンドの株式組入比率とも合致しています。
(参考資料・動画)【機関投資家 世界第2位】ノルウェー政府年金基金の運用を学ぼう!
検証結果
債券ポートフォリオ(ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス)の中身は、BND45%:BNDX55%でした。
おわりに
世の中の流れ的には(長期投資の場合は)ポートフォリオに債券を入れるな。バランスファンドは初心者向け、などと言われていますが、バランスファンド(株式重視型)にとって案外悪くない結果が出ました。あくまで過去のデータの寄せ集めに過ぎませんが、株式100%の楽天VTにリターンの部分でかなり肉薄しております。それでいて最大ドローダウンは一番マイルドになっています。
最近の相場では、下がる時は株式だろうが、債券だろうが関係ないですが、やはり下落率(騰落率)は違ってきます。リターンはともかく、リスクに対する保険として、バランスファンドを選ぶのはアリだと思います。
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